14.04.28, 14:18

歯医者さんの麻酔って?

麻酔は、歯の治療を痛くないためにするんだよ ^^

通常大人の方のむし歯治療の場合は、削ったり抜いたりする処置を痛くないようにするために注射の麻酔(局所麻酔)をします。

その場合に当医院では、針をさすところに前もって表面麻酔薬を塗ったり、できるだけ細い針を使用したり、圧が一定にかかるように電動注射器を使ったりして、痛くない注射にするためにいろいろ工夫しています。

実はそ~っと針を刺して、そ~っと注射液の薬を入れると思ったほど痛くありません。

ただ、お子様の場合は注射というと怖いイメージあるために、神経をとったり、歯を抜いたり以外の削る処置の場合は、麻酔なしでする場合が多いです。

また乳歯の抜歯でグラグラしている場合も、表面麻酔のみで抜歯する場合もあります。

さらに、大人の方で下の親知らずの抜歯する場合などは、通常の浸潤麻酔(しんじゅんますい)という歯の根の近くにする麻酔でだけでなく、親知らずの奥の方の歯のない頬の奥あたりにする伝達麻酔(でんたつますい)をする場合もあります。

これは、通常の麻酔が歯や歯ぐきに限局して1~2時間効く麻酔なのに対して、伝達麻酔はその歯の側(右か左か)の唇や舌周囲まで麻酔が3~4時間効くように範囲も少し広いです。

浸潤麻酔でも1本で効かない場合は、場所を変えて歯と歯ぐきの境目の歯根膜腔(しこんまくくう)へ注射する場合があります。

この時は、ものすごい圧を」かけても、なかなか注射液が入っていかないため腕がプルプル震える場合もありますが、何も注射するのが苦手で怖くて震えているのではありません(笑)

それだけ力が必要なのです ^^

初診の患者さまへのアンケートで

          「 今までの歯科治療での嫌な経験は?」

との回答では、圧倒的に

               『  痛かった  』

というものが多いです。

自分の解釈では、歯科医師の方が

     「 麻酔しなくても大丈夫なくらい小さいむし歯だろう 」

と判断しての処置なのだと思います。

しかし、患者さまはさまざまです。。。

注射が苦手な方の場合は、削るのは多少我慢できても注射のチクッとする痛みには耐えられない方もいるでしょうし、逆に注射は全然平気だけど削る痛みには耐えられない方もいらっしゃると思います。

なので、当医院では麻酔した方がいいかな?くらいのむし歯の大きさの場合は、患者さまに

「 むし歯は、麻酔するかしないかギリギリの大きさくらいですがどうされますか? 」

と。          その後に

     「 患者さまによっては、麻酔の痛みの方が嫌な方もいらっしゃいますし、削る痛みの方が嫌な方もいらっしゃるので確認しています。。。」

と。          迷っていらっしゃる方には

       「 そのまま削ってみて痛い場合は、麻酔しましょう^^ 」

と。

ちなみに歯ぐきの中の縁下歯石(えんかしせき)除去する場合は、当医院では表面麻酔のみで処置しますが、歯科医院によっては注射の麻酔をするところ、まったく何もしないところなどなど・・・これも医院の方針によって違うと思いますので、分からない場合(もしくは注射してほしい・ほしくないのの希望ある場合)は、患者さまご自身から希望をお伝えした方が歯科医師も分かりやすいと思います^^

まあ、歯科医院の麻酔は分かりにくいですもんね~ ^^
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)    

14.04.11, 15:48

歯ぎしりから救う!

患者さまの中には、歯のケアに熱心でも

          歯が欠けたり、折れたり、被せ物が壊れたり

などのトラブルを繰り返す方がいらっしゃいます。

そういう方は奥歯を失って、ブリッジやインプラントを入れてからも何度も壊れて作り替えたなど、治療の連鎖に悩んでいます。

そういうときに一番に疑われるのが

               『  ブラキシズム  』

です。

このブラキシズムによって歯や歯の周囲組織、あごの骨などにその耐久性を越える力が繰り返しかかることで、さらにトラブルは拡大していきます。

過剰な力が原因となれば、大切なのはその力を減らすことで、そのために欠かせないのが、患者さまの気付きです。

まずは普段の行動を認識することが、改善への第一歩になります。

食生活の見直し、クセの改善、睡眠時のブラキシズムは?etc.。。。あらゆる角度から力の影響を洗い出し、リスクを1つずつ減らしていく必要があります。

睡眠時のブラキシズムは、さまざまな要因が複雑にからまり合って起きるため、じつは残念なことにその発生原因はいまだに解明されていません。

一方、睡眠中のどんな時にブラキシズムが起きるか?というのは明らかになっていて、実は眠りが浅くなるときに起きるのです。

眠りには周期があり、浅いノンレム睡眠に続いて深いノンレム睡眠が現れ、その後睡眠がぐっと浅くなりレム睡眠に移行していきます。

浅いノンレム睡眠の間は、一過性の覚醒が頻繁に発生しますが、ブラキシズムはこの一過性の覚醒とともに集中して起こります。

たとえば、いびきをすると息が苦しくなるために、たびたび眠りが浅くなります。

すると眠りのサイクルが乱れ、ブラキシズムの発現も頻繁になります。

健やかな眠りは、心身の健康にとって大切であることはもちろんですが、ブラキシズムの改善にとっても大変重要なのです。

睡眠時ブラキシズムの被害を食い止めるためもっとも重要なのは、患者やさまの気付きです。

患者さまが睡眠時ブラキシズムを認識し、納得して下さることが、スプリントを使用して確実に被害を減らす第一歩です。

むし歯や歯周病の感染対策に加え、今後は力がもたらす問題にも目を向けていただくと、今抱えているトラブルを解決する新たな突破口が見つかるかもしれません ^^
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)    

14.02.10, 09:38

歯が1本でも抜けた(抜いた)ら

歯が1本だけ抜けたり、抜いたりした場合、多くの方は

     “  別にこのままでも食べられるし・・・  ”

って考えてしまいます。

もちろん、実際はそうなのですがその気持ちで長い年月過ごしてしまうと、後々後悔することになります。

1本だけと放っておくのではなく、すぐに抜けた部分を補う何らかの処置をしないと、歯全体のかみ合わせがダメになってしまいます。

歯が1本抜けると、隣の歯は抜けた歯の方向へだんだんと倒れてきます。

また同時に抜けた歯の上や下の今まで噛み合っていた歯は、ぶつかる相手の歯がないのでだんだんと延びてくるのです。

そうして延びた歯は、抜けた(抜いた)歯の隣の歯にあたり、ますます隣の歯を傾かせることになります。

こうして全体の噛み合わせのバランスが崩れ、他の歯も徐々に悪影響を受けていきます。

早めに治療を受けないと、だいぶ後になってから義歯(入れ歯)を入れようにも、前後の歯が傾いていて1本分の横幅のスペースがなかったり、噛み合わせの歯が延びてきて高さのスペースがなかったりします。

そうなると、この傾きを治したり、歯の高さをそろえてからでないとすぐに義歯を入れることもできず、治療に時間がかかることにもなります。

それなので、1本でも抜けたり(抜いたり)したら、歯科医の治療を受けたり、そのまま中断するのではなく継続して治療を受けることが大事になります。

そうしないと歯全体がダメになってしまうのです。。。

これだけは絶対にご注意下さいね ^^
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)    

14.02.07, 14:46

持病の薬と歯科治療

ひと昔前までは、歯科医師も歯とからだの関係を気にする必要なかったのですが、最近では歯の治療にからだの治療が影響するということも少しずつですが言われてきています。

かつての歯科医院は、むし歯や歯周病の患者さまであふれ、高齢者になるまでに多くの方が歯を失っていました。

なので、歯科医師は健康な子供や大人の患者さまを相手にして、歯科特有の病気に目配りしていればよかったのです。

しかし、時代が変わって今は超高齢化社会で、65歳以上の高齢者が25%を超え、今後10年ほどでさらに30%を超えるといわれています。

子どものむし歯が減るなか、歯科医院に来院される患者さまの多くは中高年層です。

なかでも、高齢者の患者さまは人口動態の変化とともに増え続けています。

そしてその多くは持病を持ち、他科で処方された薬を常用しています。

統計として65歳以上の高齢者の約6割が循環器系の問題を抱え、多くの患者さまが、血管がつまらないように血液サラサラの薬を服用しているということです。

そんな患者さまの歯を止血のための配慮なしに抜いてしまったら、血がなかなか止まらず困ったことになってしまいます。

ただ最近では全身の投薬を重視して、薬を中止しなくても抜歯してよいという考え方もあるので、いずれにしても担当医との十分な連携は必要になってくると思います。

こうした時代の変化に対応し、歯科医師が歯科の分野だけに目を向けていればよい時代は終わったのです。

現在の歯科医療では、患者さまの全身疾患に対応した治療を受けられるような対策をとっています。

治療を行う際に持病の治療で飲んでいる薬の副作用によって患者さまが不利益をこうむらないようにする配慮は特に重要です。

そこで、必要に応じて歯科医師が医科の主治医に患者さまの全身状態について問い合わせ、連携して治療をすすめるようになりました。

こうした新しい医療形態の構築にとって欠かせないのが患者さまのご協力です。

歯科医師に、今他科で受けている治療などについて必ず教えていただきたいのです。

患者さまが申告して下さらないと、歯科医師は副作用を防ぐための対策をとることができません。

歯科の新たな医療形態は、患者さまとわたしたち(歯科)医療従事者が力を合わせて構築していくものなので、このことをご理解いただきご協力をお願いいたします。^^


《 今日の記事は nico 2014年 1月号 を参考に記載しています 》
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)    

14.02.04, 18:36

歯周病の原因のプラーク(歯垢)

私たちの口腔内には300種類を超える細菌が存在します。

これらの細菌は、歯や歯肉などの表面に付着し、菌同士が集まって集落のようなものを作ります。

この集まりがプラーク(歯垢)で、口の中には手入れが行き届いている人でも500億、ふつうの人で2000億、手入れの悪い人では一兆もの菌が存在するといわれています。

細菌は、エサになる栄養分がないと増えることはできないのですが、口の中にはいつも食べ物が入ってくるのでプラーク中の細菌が死滅することはなく、むし歯や歯周病の原因になっているのです。

ところで、むし歯も歯周病もプラーク中の細菌の感染が原因で起こりますが、それぞれの細菌はタイプがまったく異なります。

むし歯の原因菌となるのは、主に縁上プラーク(歯肉より上側で歯の表面に付いているプラーク)の中の細菌です。

好気性菌といって空気の存在下でよく繁殖し、空気に触れる菌の表面部分で活動します。

一方、歯周病の原因菌となるのは、歯肉縁下プラーク(歯肉の下にできた歯周ポケットに入り込んだプラーク)の中の細菌です。

こちらは嫌気性菌といって空気のないところでよく繁殖する菌で、空気に触れない歯周ポケットの中で増殖し、歯周病を悪化させます。

この歯肉縁下プラークは歯肉の中にあるので、普通に歯を磨いただけでは、歯肉縁上プラークほどきれいに落とすことができません。

歯肉縁下プラークは歯肉縁上プラークに比べ、毒性の強い物質を作り出す悪玉菌が多く、全身に悪影響を及ぼしやすいことも分かっています。

口腔内はもちろん、全身の健康を守るためには、この悪玉菌を増やさないことが大切なので、そのためにはプラークが増えないようにすることが重要です。

しかし、人が生きて口から何かを食べている限り、口腔内にはプラークが付着してしまいます。

そのまま放置すると、細菌がますます増えてしまうので、できるだけ早く歯を磨いてプラークを落とすほか手立てはありません。

こうしてプラークが増えすぎないように口の中の環境を整えていくことを

               『  プラークコントロール  』

といいます。

結局は、これが歯周病をはじめとするすべての歯科疾患対策の基本になります。 ^^
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)    

14.02.03, 14:28

歯石ってどんなもの?

歯石がたまれば歯によくないってきくけど。。。


・ 歯石はどうしてできるのか?

・ なぜ歯によくないのか?


歯石は歯の裏や根元などに文字通り石のように固くなってくっつき、簡単にいうと歯垢(しこう、プラーク)のなれの果てのようなものです。

もう少し詳しく言うと、歯垢の中のいろいろな細菌が歯磨きなどによって取り除かれなかった時にだ液の中の成分と結合して石灰化するものです。

この歯垢の中の細菌は、ほぼ2週間くらいで石灰化してしとたび石灰化がはじまると、その周りにまた細菌が群がってさらに石灰化し、歯石はますますガッチリと歯の外周を固めていきます。

歯石は、歯の根元近くにやや黄色みを帯びて固まりますが、そのとき歯の根元の歯肉に囲まれた部分、つまり外からは見えない部分に、より強固な歯石がついていることが多いのです。

そしてこれは確実に歯周病を悪化させます。

ですから、歯周病の治療にも予防にも、歯石はよく取り除いておかなければならないのです。

歯科医院では、むし歯治療のあとや定期健診の時など、機会あるごとに “  歯石除去  ” をしています。

歯石除去は、スケーラーなどとよばれる金属の道具で一本一本手で取り除いていく作業が中心になります。

細い金属の棒の先端の刃の部分で歯にこびりついた歯石を取り除きますが、歯ぐきの根元から明らかに見えている部分では、超音波で歯石を除去するスケーラーも使用します。

歯の根元や裏側、そして歯肉の内側にまで、歯石はくっついていますから、歯石除去は大変な作業です。

歯肉の中にまでたくさんたまっていると、出血もあるので多少の痛みを伴う場合もあります。

また歯肉の中まで入り込んだ歯石を取り除く場合は、表面だけの麻酔や通常の注射の麻酔をする場合もあります。

そうして歯石除去した歯の表面はツルツルすべすべになり、しばらくは歯石もつきにくくなるため、軽い歯周病の方ならこれだけで終了する場合もあります。

それでも、また時間の経過とともに歯石はつくので、定期的な歯科医院の受診をしてこまめに歯石除去をおこないましょう ^^
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)    

14.01.27, 15:14

歯ぐきが痛い!!!

むし歯の痛みにならんで多いのが

               「 歯ぐきの痛み 」

これは歯周病の代表的な症状ですが、他にも原因はいろいろ考えられます。

たとえば、

①. 歯と歯ぐきの境目に小さなむし歯ができた場合・・・むし歯は直接は痛まない場合が多いですが、むし歯付近にたまった汚れによって歯ぐきに炎症が起こります。

②. むし歯で神経が死んでしまった場合・・・死んで腐った神経に触れている根尖部付近の骨に炎症を起こします。

③. 歯と被せ物のセメント(被せ物の接着剤)が破壊された場合・・・そのすき間にだ液や血液が入り込み、その破壊されたセメントが触れている歯ぐきに炎症を起こします。

④. レントゲンに写らないような亀裂が歯根に入った場合・・・その亀裂や破折したすき間に汚れがたまり、亀裂付近の骨や歯ぐきに炎症を起こします。

⑤. 神経をとった後、根尖部の閉鎖が不十分な場合・・・同様に根尖のすき間に汚れがたまり根尖部付近の歯ぐきに炎症を起こします。

これらの歯ぐきに起こる炎症には、口の中に生息している常在菌が深くかかわっています。

傷口に常在菌が入っただけでは炎症は起こりませんが、そこに異物と判断されるようなものが混在していると、炎症が成立して痛みとして症状が出てきます。

したがって、歯ぐきの痛みを察知した場合は、どこに痛みの中心があって異物と判断されるような原因がなんであるかを探らなくてはなりません。

このような痛みの発信場所と発信原因をできるだけ早く的確に見つけ出してその都度細かく対処していくことが望まれます。

歯根破折の場合、破折直後はまだ歯ぐきの炎症はありませんが、数日後に破折したすき間に汚れがたまってくると炎症が起こります。

しかし、その状態をさらに放置しておくと、破折片(割れたカケラ)は少しずつ移動してきて、最初は小さかったすき間も大きな空間となってしまいます。

なので銀歯が外れたりしたときは、実はいいチャンスなのだと思います。

その時に少しでもむし歯があったら歯科で指摘あると思いますが、

          「 時間ないのでとりあえずつけて下さい 」

といわれると物理的にできないことはないので、処置しますが本意ではないです。

この時に現状でむし歯の処置をしてベストの対処をしておけば寿命はだいぶ延長できたと思いますが、場合によってはすき間がある状態で戻してつけるとむりな力がかかり破折の可能性が高くなります。

そうなると残された道は抜歯しかなくなります。

詰め物、被せ物がとれた時には何かのサインと考えてすぐに歯科医院でベストの対処方法をお願いしましょう!^^
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)    

14.01.23, 14:28

知覚過敏と歯周病

歯がしみて困ったという経験はありませんか?

歯の歯髄には知覚繊維がりそれには痛覚繊維しか存在しないため、通常冷たいもので

                    「  歯がしみる  」

と感じているのは、実際は

                      “  冷たさ  ”

ではなく

                      “  痛み  ”

を感じた結果なのです。

この知覚過敏は専門的には

                  「  象牙質知覚過敏症  」

と呼ばれているもので、露出した象牙質の表面に冷たいものが接したときやブラッシングでこすたときなどに生じる一過性の痛みのことを指し、むし歯によって歯が侵蝕(しんしょく)されて生じる痛みとは明確に区別されています。

また意外に思われる方も多いと思いますが、この知覚過敏と歯周病には深い関連があります。

一般的に、歯周病になると歯肉や歯槽骨などの歯の周りの組織が破壊された結果、歯ぐき全体が下がってきます。

この状態を

               『  歯肉退縮(しにくたいしゅく)  』

と呼びます。

この歯肉退縮が起こると、隠れていた歯根部が表面に見えてきて相対的に歯が長くなったような外観になります。

歯肉退縮により歯根面が露出すると、冷たい刺激や歯ブラシの擦過刺激により知覚過敏を起こしやすくなってしまいます。

海外の文献では、歯周病の患者さまの60~98%に知覚過敏が認められる、という報告があります。

歯肉退縮が著しくなるにしたがって、知覚過敏の歯の割合も徐々に増加する傾向もあるようです。

次に知覚過敏症の対処法としては、予防としてプラーク(歯垢)をしっかり除去することが原則です。

冷水などの外部からの刺激は、象牙質表面に露出した象牙細管というわずかな空間を経由して歯髄内の知覚繊維に伝達されます。

そこでプラーク(歯垢)が歯根面に付着すると酸性度が高くなり、歯の表層が溶解され象牙細管が広くなった結果刺激が伝わりやすくなるので、プラークの存在が知覚過敏を助長するのです。

ただプラークを除去するために力まかせに歯磨きするのもよくありません。

過度のブラッシングは歯根部をすり減らしてしまい、結果として象牙細管を広げますので知覚過敏が起こりやすくなります。

したがって日々の歯磨きでは、歯面をすり減らさないように

                適度の力

で上手にプラーク除去することが大切になります。

また市販されている知覚過敏用の歯磨き剤の使用も有効です。

これらの歯磨き剤には、象牙細管を目詰まりさせる成分や知覚繊維の痛みの閾値(いきち・・・痛みとして感じる最初の限界)を挙げる成分が含まれていて一定の効果があることも証明されています。

それでも知覚過敏の症状が改善されない場合は、一度かかりつけ歯科で相談された方がいいと思います。  ^^



( 今回の記事は 

           『 月刊  糖尿病ライフ  さかん  2月号  』  

を参考に記載しています。 )
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)    

14.01.09, 20:20

歯周病と血糖値

歯周病と糖尿病との関連を何回か書きましたが、歯周病をもつ糖尿病の患者さまは、歯周病の治療を行うと血糖値が改善することをご存知でしょうか?

ただ、これはすべての患者さまにあてはまる訳ではなく、重度の歯周病の患者さまの方が改善する傾向があるようです。

では、なぜ歯周病の治療を行うと血糖値が改善するのでしょうか?

それは、歯周病局所から全身へ飛び火する炎症物質の量が減少してインスリン抵抗性が一部改善されるためであると考えられます。

そのため、糖尿病の患者さまは、歯周病の治療が糖尿病の治療にもつながることを認識し、一度歯科医院で歯ぐきのチェックを行い、歯周病がある場合には、積極的に治療をすることをおすすめいたします^^



( 今回の記事は 

           『 月刊  糖尿病ライフ  さかん  1月号  』  

を参考に記載しています。 )
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)    

14.01.02, 17:10

口呼吸って?

      「口呼吸のはじまり」

空気の通り道である気道がつまってしまった場合に起こる問題として、

・こどもの睡眠呼吸障害

・IQへの影響

・アレルギー

・耳の問題

・悪い歯ならび  など があり、


さらに、「習慣」の変化があります。

「習慣」とは、早寝早起きや、歯みがきのように、長い間くりかえし行ううちに、そうするのが決まりのようになってしまうこと。


口呼吸は、気道がつまってしまった結果、後から獲得されたものですが、気道がつまってしまった場合に気道を広くするためにはじまる習慣だそうです。


もっとも重要なことは、気道が狭くなると、発達の異常が起こることもあるということです。


また鼻づまりはなくても、口呼吸になっている子供たちは1000人調べた結果で30%近くいたそうです。

ただし、気道がつまっていない口呼吸の「習慣」は、物理的に気道がつまっているわけではないので改善することができる、可能性も高いということ!

さらに昔から、口呼吸している人のことを、

          英語で   mouth breather

というんですが、この言葉には  「あほ」  という意味もあるそうです。。。

意識していない呼吸の習慣にも、気をつけないといけませんね!

いずれにしても、この時期口呼吸になっている方も多いと思いますが、気になったら耳鼻咽喉科の受診もおすすめいたします ^^
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)    

13.12.21, 22:48

むし歯はガマンで治る?

          「 むし歯は我慢していたら痛みがなくなった! 」

ごくたまにこういう話を聞きますが、いったいどういうこと???

結論から言うと

     
          『  むし歯は決して自然には治癒しない   』


ということ!!!

では、なぜ痛みが引いてしまうことがあるのでしょうか?

                    「   歯の神経   」

って聞いたことがあると思いますが、この神経は、 「  エナメル質  」 や 「  象牙質  」 という 

                    「 感覚のない 」

資質で覆われています。

つまり、むし歯で歯が激しく痛むというのは、むし歯がこうした歯質を溶かし神経まで到達しているということなのです。

では、これを放っておくとどうなるのでしょうか?

神経がむし歯菌に侵されると、はじめは激しい痛みを感じますが、それでも放置するとやがて神経が死んでしまい痛みをかんじなくなってしまうのです。

しかし、これはもちろん決して

                    むし歯が治った

わけではなありません!

神経が死んでしまって痛みを感じなくなっただけで、むし歯菌が歯を溶かし続けていることに変わりはないのです。

神経が死ぬときには、その周囲に栄養や血液も到達しなくなるのですが、死んだ臓器としてそのままそこにとどまっていられるのは、すべての中で 「  歯  」 だけなのです。

つまり、放置し続けるとやがて

     歯がボロボロになって根だけになり使い物にならなくなってしまいます!

               むし歯になったら放置しない!!!

ちょっとでも

                    「  しみるかな?  」

と思ったら、歯を守るためにも早めの歯科医院受診をおすすめいたします。  ^^
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)    

13.12.15, 17:55

糖尿病と歯周病2

歯周病(ペリオ)は細菌感染による慢性の炎症です。

進行すると膿がでたり、歯がグラグラして抜けてしまうことはよく知られるようになってきましたが、最近の研究によりさまざまな生活習慣病と関係があることが分かってきました。

その1つが糖尿病との関連です。

あまり知られてはいませんが、実は歯周病は糖尿病の合併症の1つといわれるほど深い関連性があります。

糖尿病になると、最近に対する抵抗力や組織の修復力の低下、口腔内の乾燥などが生じてそれらが歯周病を悪化させるのです。

それにより、糖尿病だと歯周病に2倍以上かかりやすくなることと、また血糖のコントロールが悪いと歯周病がより重症化しやすいことも分かってきました。

反対に歯周病が重症化すると血糖のコントロールが悪くなりますが、治療するとよくなることも分かってきたのです。

最近は糖尿病患者は生活習慣の変化などにより急増していますが、自覚症状が出にくいため診断されても治療を受けない人や中断する人が約半数にも上ります。

しかし、高血糖の状態が続いていると血管や神経の障害によりさまざまな合併症が発症することがあります。

主な合併症・・・(※失明したり、透析を受ける最大の原因は糖尿病の合併症です!)

○ 脳梗塞

○ 心筋梗塞

○ 糖尿病性網膜症

○ 糖尿病性神経障害

○ 糖尿病性腎症

○ 糖尿病足病変

○ 歯周病

歯周病の症状としては、

・ 歯ぐきが腫れる

・ 歯ぐきを押すと膿がでる

・ 歯ぐきから出血する

・ 歯がグラグラする

・ 口臭が強くなる

などですが、歯周病の治療を行うことで血糖のコントロールがよくなるので定期的なメインテナンスが通常の方よりより重要になります^^
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)    

13.12.13, 22:32

歯と死亡率

               「  健康寿命  」

という言葉は、最近 「  平均寿命  」 に加えて最近よく用いられるようになってきました。

また 「 健康長寿 」 とは 「 健康寿命 」 が長いことです。

「 健康寿命 」 にはさまざまな定義があり、


◎ 労働や家事、社会参加に支障がないこと

◎ 知的、認知機能に障害がないこと

◎ 療養病棟や介護老人施設などの施設に入所していないこと

などをまとめて、

          日常的に介護を要せず、自立して生活を営める生存期間

と理解されています。

長い生涯を健康な状態を維持したまま死を迎えるのは理想ですが、通常は晩年には不健康な状態を抱えることも少なくないと思われます。

なので、少しでも健康寿命を延ばすということが重要な課題ですが、そのためには要介護状態にならないことが大切になります。

要介護状態になる3大要素は

               脳卒中、 認知症、 高齢による衰弱

といわれ、この3つだけで全体の5割以上を占めます。

それを踏まえて老年医学的に克服すべき課題として挙げられているのが、

     ロコモティブシンドローム(運動器症候群)や骨粗しょう症、虚弱などの予防

です。

で、要介護にならないために重要なこととしては

               低栄養の予防、口腔機能向上、筋力の向上

の3つが挙げられます。

この中で、口腔機能について言うと、一般的に大人の歯の数は親知らずを除くと28本ですが、一番近い2011年の歯科疾患実態調査では20本以上の歯を持つ人の割合は、この20年間で増加傾向にあります。

20本以上の歯を持つ人の割合は、60歳までは女性が多く、60歳以上では男性が多い傾向にありました。

また80歳の歯の数は平均で14本。

80歳で20本以上という目標には届いていませんが、全体の38%程度と推定されます。

さらに口と全身の健康について、歯を失うこととの関係を調べた結果では、

     脳卒中に関しては失った歯の数が多いほど発症の可能性が高い

ことが分かりました。

日本人の亡くなる原因として3番目に多い肺炎でも、失った歯の数がゼロから9本の人たちと比べて、10~19本失った人は2.46倍、20~28本失った人は2.37倍死亡の可能性が高まるとの結果も出ています。

それほど食に直接かかわる歯が多くあるか、どうかが死にも直結しているということなのですね!

それまでにできることは、今のうちからの定期検診による予防が重要になりますのでかかりつけ歯科医院を受診しましょう^^


  
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)    

13.12.05, 20:18

レジンの治療って?

健康保険内でできる範囲の白いつめものの治療で知られる

               “  コンポジットレジン修復  ”

いまや、接着技術を用いたこの治療法なしでは患者さまのご希望に応えることができないほど、歯科治療にとって必要不可欠な治療法になっています。

患者さまにとってのうれしいメリットは、なんといっても詰め物が目立たないこと、しかもその日のうちに治療が終わります!^^

このコンポジットレジンという材料を使う治療では、材料を直接歯に詰めたり盛ったりして修復します。

そのため金属やセラミックなどの詰め物(CERECで製作する場合は例外ですが。。。)のように型取りをして模型上で製作する必要がないので、もちろん型取り後の装着のための再度来院せずにすみ、白い治療がその場ですむことは、この治療の大きな魅力です。

また、もう一つの大きなメリットはみんな苦手な歯を削るキーンというタービンの機械音をあまり聞かなくてすむことです。

このコンポジットレジン修復では、接着技術という歯と材料がピタリとくっつく方法を使うので、詰め物がとれないように、という維持形態をつくるために穴の形を削って拡げる必要がなく、削る量をぐっと少なくすることができます。

そのため、治療後の歯の寿命にとってもよいのはもちろん、歯医者さん嫌いの元凶になっている

                  「  歯を削る音  」

を必要最小限に抑えることもできます。

この材料が成熟してくるにつれ、治療の応用範囲も広くなり今では小さなむし歯の治療はもちろんのこと、かなり大きく欠けた歯を審美的に修復する治療まで幅広く用いられています。

ただ、このように応用範囲が広いコンポジットレジン修復ですが、残念ながら欠損やむし歯の病巣の範囲があまりに大きいとこの方法よりも、被せ物をするなどした方が適切な場合もあります。

そこで、大きな治療が必要になるまで放置をせず、より小さな治療ですむように、また新たな治療が必要にならないように治療後は定期的なメインテナンスをしましょう^^

それにより修復した治療後のきれいな状態が長続きしますし、修復箇所の摩耗などの自分では気付くのがむずかしい治療後の変化をチェックしてもらうことができます。


《 今日の記事は nico 2013年 11月号 を参考に記載しています 》
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)    

13.12.01, 22:17

麻酔を味方にリラックス^^

     「 いくつになっても歯医者さんが苦手 」

という方は意外に多いと思います^^

歯科医院のキーンという金属音を聞いたり、消毒のにおいを嗅いだりすると子供のころのむし歯治療を思い出して

          『  つい緊張してしまう  』

という方も!!!
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13.11.27, 23:55

レントゲンって???

レントゲンって何のため?って思っている
方も多い
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)    

13.11.22, 23:19

お口の周りの筋肉は。。。

顔にはたくさんの筋肉がありますが、筋肉が衰えると
シワやたるみなど気になる美容面だけでなく、全身の健康にも影響を与えることが分かっています。
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)    

13.11.21, 14:24

世界のお口に関するNo.1

Q⒈  むし歯の一番少ない国は???

A⒈  ガーナ

・・・ガーナはむし歯ゼロに限りなく近く、チョコレートで有名なので意外かもしれません!

ただ、ガーナの国の方々はとても貧しいために原料のカカオを作ってはいても、チョコなどの甘いものはほとんど口にできないためにむし歯が少ないといわれています。

キシリトールで有名な歯科先進国のフィンランドがNo.1と思われる方も多いですが、ここもむし歯は少ないのですがNo.1ではありません!



Q2.  人口に対して歯医者さんの数が多い国は???

A2.  キューバ
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13.11.19, 23:06

むし歯と宇宙. 2

宇宙でむし歯になったらどうするの?
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)    

13.11.14, 11:23

むし歯と宇宙

むし歯があると宇宙に行けない!!!


これはうそのような本当の話です。
 
というのも宇宙服の中は気圧(気体の物を押す力)が低くなっています。

治療した歯が再びむし歯になって詰め物と歯にすき間ができると気圧の差で内圧があがったりすると歯が急性化して痛んだりすることがあるからです。

治療したくても宇宙に歯医者さんはいないし、歯の痛みで大事な作業が進まなくなってしまったら大変だからです。

なので、宇宙飛行士になるにはきちんと検診を受けてむし歯を」作らない、直しておくのが鉄則になります^^

宇宙空間の無重力状態では、だ液がお口の中でうまく流れないため、実験では地上と比べると約40~50倍以上もむし歯菌が増えた、というデータがあります。

さらに宇宙では、歯が磨けても無重力のせいで水で口をゆすぐことができません!

水を吐き出すとお口の周りにくっついて息ができなくなったり、ふわふわ飛んだ水が精密な機械に入り壊れたりする危険もあるのです。

そのため歯磨きが終わったら、そのまま飲み込んだり、口にタオルを入れて吸い取ったりしなければならないそうで、地球では当たり前のことも宇宙では大変そうですね。。。

ちなみに宇宙飛行士を選ぶ基準にも

               『 食べ物を十分に噛める歯 』

               『 はっきり発音できること 』 

というのがあり、宇宙飛行士も歯が命! ^^
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)