17.08.31, 21:14

歯医者さんの麻酔って?

歯科の分かりにくい 『 麻酔 』について書いたものです。 

患者さまが確実に望んでいることが分かる 「 痛くない治療 」ですが、すべての歯科医師が多分それは考えていることと思います。

ただ、患者さまお一人お一人 「 痛みに対する閾値(いきち) 」 が違うので、同じ刺激でも「 めちゃめちゃ痛かった! 」と感じる方もいれば、「 まったく痛くなかった! 」と感じる方もいらっしゃるのです。

なので、「 痛くない治療 」は永遠のテーマですが、日々色々と考え努力しています。

一番は痛くなってからの受診だと、確実に「 治療 」が必要で、「 歯科医院は痛いところ 」というイメージになるので、定期検診での受診をすることで、「 歯科医院は痛くないところ 」になります。

特にお子さんのうちから定期検診の習慣化ができると、歯科医院に対するイメージも変わってくるかも???ですね^^


~~~~~~~~~~~  以前のブログより  ~~~~~~~~~~~


     【 麻酔は、歯の治療を痛くないためにするんだよ ^^ 】

通常大人の方のむし歯治療の場合は、削ったり抜いたりする処置を痛くないようにするために注射の麻酔(局所麻酔)をします。

その場合に当医院では、針をさすところに前もって表面麻酔薬を塗ったり、できるだけ細い針を使用したり、圧が一定にかかるように電動注射器を使ったりして、痛くない注射にするためにいろいろ工夫しています。

実はそ~っと針を刺して、そ~っと注射液の薬を入れると思ったほど痛くありません。

ただ、お子様の場合は注射というと怖いイメージあるために、神経をとったり、歯を抜いたり以外の削る処置の場合は、麻酔なしでする場合が多いです。

また乳歯の抜歯でグラグラしている場合も、表面麻酔のみで抜歯する場合もあります。

さらに、大人の方で下の親知らずの抜歯する場合などは、通常の浸潤麻酔(しんじゅんますい)という歯の根の近くにする麻酔でだけでなく、親知らずの奥の方の歯のない頬の奥あたりにする伝達麻酔(でんたつますい)をする場合もあります。

これは、通常の麻酔が歯や歯ぐきに限局して1~2時間効く麻酔なのに対して、伝達麻酔はその歯の側(右か左か)の唇や舌周囲まで麻酔が3~4時間効くように範囲も少し広いです。

浸潤麻酔でも1本で効かない場合は、場所を変えて歯と歯ぐきの境目の歯根膜腔(しこんまくくう)へ注射する場合があります。

この時は、ものすごい圧をかけても、なかなか注射液が入っていかないため腕がプルプル震える場合もありますが、何も注射するのが苦手で怖くて震えているのではありません(笑)

それだけ力が必要なのです ^^

初診の患者さまへのアンケートで

        「 今までの歯科治療での嫌な経験は?」

との回答では、圧倒的に

            『  痛かった  』

というものが多いです。

自分の解釈では、歯科医師の方が

    「 麻酔しなくても大丈夫なくらい小さいむし歯だろう 」

と判断しての処置なのだと思います。

しかし、患者さまはさまざまです。。。

注射が苦手な方の場合は、削るのは多少我慢できても注射のチクッとする痛みには耐えられない方もいるでしょうし、逆に注射は全然平気だけど削る痛みには耐えられない方もいらっしゃると思います。

なので、当医院では麻酔した方がいいかな?くらいのむし歯の大きさの場合は、患者さまに

「 むし歯は、麻酔するかしないかギリギリの大きさくらいですがどうされますか? 」

と。          その後に

   「 患者さまによっては、麻酔の痛みの方が嫌な方もいらっしゃいますし、削る痛みの方が嫌な方もいらっしゃるので確認しています。。。」

と。          迷っていらっしゃる方には

    「 そのまま削ってみて痛い場合は、麻酔しましょう^^ 」

と。

ちなみに歯ぐきの中の縁下歯石(えんかしせき)除去する場合は、当医院では表面麻酔のみで処置しますが、歯科医院によっては注射の麻酔をするところ、まったく何もしないところなどなど・・・これも医院の方針によって違うと思いますので、分からない場合(もしくは注射してほしい・ほしくないなどの希望ある場合)は、患者さまご自身から希望をお伝えした方が歯科医師も分かりやすいと思います^^

まあ、歯科医院の麻酔は分かりにくいですもんね~ ^^
posted by 院長   歯にいい話(一般歯科)