16.04.12, 23:57

フッ素洗口

img16040019_1 img16040019_2 img16040019_3            都城歯科医師会でも、フッ素に関するリーフレット作成したものをアップします。

いよいよ都城市の幼稚園・保育園でも、ご希望する園での 『 フッ素洗口 』始まります。

正しい知識を身に付けて、納得してから始めたらいいと思います。

ご質問などは、かかりつけの歯科医院へご相談下さい^^
posted by 院長   歯にいい話(予防歯科)    

14.12.06, 22:35

フッ素のはたらき

フッ素は上手に取り入れると確実にむし歯予防ができます。

フッ素のはたらきとしては、

1.直接歯はたらきかける場合

2.口の中の環境(プラーク・唾液)にはたらきかける場合

の大きく2つに分けられます。
posted by 院長   歯にいい話(予防歯科)    

13.08.05, 22:47

未来を変えるメインテナンス

一生おいしく食事をするために定期健診は大切だということは
みなさんご存じだと思います。

定期健診としては、歯周病の進行状況を調べるための「歯周ポケット」測定や、むし歯がないかなどの診査を行います。

その後、チェックした内容をもとに歯面清掃(PMTC)や歯石除去などを行い、むし歯がある場合は治療を行います。

この定期健診を行うことで、お口の未来が変わってきます。




1. 歯周病は人生を変える

  ~ 歯周病で多くの方が歯を失っています ~

・現在80歳で平均すると約10本程度しか歯が残っていないという国の調査結果がでています。
成人の歯を失う原因の半数近くは 「  歯周病  」で、20~40代にかかり、長い年月を経て少しずつ歯を失っていきます。
一度治療しても、放っておくとまた進行するため定期的なメインテナンスは歯周病の進行を食い止めるもっとも確実な手段です。



2. むし歯は痛んでからではおそい!

   ~ 「 神経 」 をとると歯がもろくなる ~

・ むし歯は早期発見できれば削らずに済む場合もありますが、この段階では痛みは一切ありません。
一方、はっきりと痛むほどまでに進行してしまうと、「 神経 」 をとらなければならないこともあります。
「 神経 」 は栄養分も運んでいるため、とるとその歯の寿命は著しく短くなってしまいます。



3. 歯みがきだけではむし歯も歯周病も防げない!

   ~ 歯石・バイオフィルムは 「 細菌 」 のすみか  ^

・むし歯や歯周病の原因となる細菌の塊(プラーク)を、毎日の歯みがきでしっかり落とすことがまずは大切です。
しかし、それでも数ヶ月もするとほとんどの方のお口に強固な 「 歯石 」 や 「 バイオフィルム 」 ができてしまいます。
これらは通常の歯みがきだけではとれないため、定期メインテナンスでは専門の器具を使用して、これらを時間をかけて丁寧に取り除いていきます。



これらの理由からメインテナンスが必要なことがお分かりいただけたでしょうか?

長い人生でみると、定期健診での早期受診が治療回数の減少、治療費用の軽減に大きく関わってくるので痛くなくてもかかりつけ歯科医院の早期受診を心がけましょう^^
posted by 院長   歯にいい話(予防歯科)    

12.10.03, 19:25

歯のクリーニング

歯のクリーニングは、日常のブラッシングでは落ちにくい汚れ・ヤニ・コーヒーやお茶などの着色を除去し、本来の歯の白さを取り戻します。

また歯の表面に付着した最近の塊のバイオフィルムを除去することで、むし歯や歯周病の予防効果もあります。

たとえばコーヒーカップでいうと、日頃からキチンと洗っていても少しずつ色汚れが付着してきます。

これを落とすためには漂白してキレイにするように、歯の汚れも定期的なクリーニングで落とすことが美しさを保つポイントです。

クリーニングの予防効果ですが、最近では

         “  定期的なケア  ”

が将来的に自分の歯を残すことにとても有効だということが分かってきています。

上手な歯みがきや高機能な歯磨剤などの個人的なものだけでは大切な歯は完全には守ることが出来ません。

定期的なプロフェッショナル・トゥース・クリーニングを受けに3ヶ月程度での歯科検診受診をこころがけましょう!^^
posted by 院長   歯にいい話(予防歯科)    

12.09.12, 23:53

フッ素の応用法

      『   フッ化物がむし歯予防に効く   』

ということは皆さん聞いた事があると思います。

日本では1948年にフッ化物入りの歯磨き剤が初めて製品化され、現在では販売されている歯磨き剤の89%にフッ素が配合されています。

日本ではその他にも、フッ化ジェル・スプレーなどで毎日の歯磨きの時に歯に直接塗る方法や、フッ化物溶液でブクブクうがいするフッ化物洗口(学校や幼稚園・保育園などで主に実施)、そして歯医者さんなどで定期的に受けるフッ化物歯面塗布などが行われています。

こうした口の中にフッ化物を使う方法を 『 局所応用 』 といい、日本ではフッ化物をこの局所応用で使用しています。

海外では、こうした局所応用のほかに、水道水のフッ化物濃度を調整したり、食塩にフッ化物を添加したり、フッ化物タブレットを使ったりなどの 『 全身応用 』 もさかんに行われています。

日本では

          「 水道水にフッ化物? 」

          「 食塩にフッ化物? 」

          「 飲んでいいの? 」

と驚かれてしまいますが、実はフッ素元素はミネラル栄養素で、フッ化物のむし歯予防効果が発見されたきっかけ自体

    「 フッ化物濃度の高い天然水を飲む地域にむし歯が少ない 」

という調査結果からだったのです。

これらのフッ化物を上手に利用して、むし歯予防に努めていきましょう^^

( 今回の内容は nico  2011年 10月号 『 そこが知りたい! フッ素の力。 』 を参考に記載してあります。 )
posted by 院長   歯にいい話(予防歯科)    

12.08.10, 21:30

PMTCとは?

最近よく聞くようになった 

          『 P M T C 』 

って歯科のプロが器械を使って行う  『 歯のクリーニング 』  のこと。

これは通常の歯磨きと違うのはどこ?

もっとも違うのは、歯科の専門家が

“ 治療や予防に効き目のあるレベルに患者さまのお口を一旦徹底的に綺麗にする ”

という明確な目的を持って行う 「 処置 」 だという点です。

むし歯も歯周病も細菌による感染が原因なので、歯にベタベタとつくプラークはまさに細菌のかたまりで、これを破壊して取り除くことは歯科の治療と予防にとって欠くことのできない重要な処置なのです。

おおげさにいえば、どんなに腕のよい歯科医師がしっかりと治療をして精度の高い被せ物を作っても、プラークがつねにたくさんあるお口であれば新たな問題が次々に生じて治療はエンドレスになってしまいます。

ご自分の歯を大切にして治療後のつめ物や被せ物も長持ちさせるためにむしろもっとも重要だといえるのは、お口の中の衛生状態なのです。

つまり、細菌を減らし細菌による害を防ぐこと、これが歯を守るためのもっとも効果的で根本的な方法です。

といっても、プラークは毎日たまり続け、いったん徹底的に細菌叢を破壊しても、次の日にはまた歯みがきが必要です。

では、『 プロのクリーニング 』 にはどんな意味があるのか?

通常お口の中はプラークが多かれ少なかれいつもあり、ベタベタ汚れへの慣れが生じてくるので、この慣れこそがホームケアの改善を阻むのです。

そのために、

          「 プラークが歯にくっついて気持ち悪い状態 」

と感じられるようになる手っ取り早い方法が、徹底的に除去した状態を新鮮な体験として味わうことです。

そして定期的にしっかりと除去し、その感覚を忘れないようにすることが 『 プロのクリーニング 』 の大きな意義なのです。

歯のツルツル感、唾液のサラサラ感を味わってみると、汚れを取り除いたときのお口本来の気持ちよさを再発見できると思います。

この発見こそホームケアの改善です。みなさんも是非体験してみて下さい。

当医院では来院時に必ず時間の許すかぎり、簡易的なPMTCを行うようにしています。
posted by 院長   歯にいい話(予防歯科)    

12.04.16, 23:15

ご好評につき

img12040006_2img12040006_3 当医院の5周年だったので、受付にて100袋限定で無料プレゼントしていた


  “  歯医者さんがつくったチョコレート  ”


この前すべて終了しました!

これは甘味料としてキシリトール100%!で歯科医院でしか購入できないチョコになります。

メリットとしては

1.  歯が強くなる!

キシリトールは唾液の分泌を促し、再石灰化を促進します。甘味料の価格としては砂糖の10倍なのでちょっと高めですが、WHO(世界保健機構)の実験結果が認める “ 歯の健康の守り手 ”です。

2.  むし歯の予防!

キシリトールはむし歯の原因となる歯を溶かす酸を作らせない上、歯垢内のむし歯菌を減らす働きがあります。

3.  天然素材だから安心!

キシリトールは天然の甘味料で野菜や果物にも含まれています。甘さは砂糖とほぼ同じで、カロリーは4分の3なので “ 安全性の高いダイエットの味方 ”です。

ただその分賞味期限などもあるので、こちらに在庫は置いていないためありません。

その都度の注文になるため予め日数が必要になりますがご了承下さい。
posted by 院長   歯にいい話(予防歯科)    

11.02.22, 19:36

『 痛くないからいいです 』

    
          『 今痛んでいるところだけを治したい! 』

問診表の欄でここにチェックがある患者様って結構多いです。

無理もありません、ここの歯医者さんはどういう感じなんだろう?って疑心暗鬼になっている方も多いからです。

特にアンケートで今まででの歯医者さんでの嫌な経験についてチェックや記載していただくところにはいろんな記載があります。

これももちろん書いてもらいっぱなしにするのではなく、さらに重要な意見として参考にさせていただくだけでもなく、

          『 この方には2度と同じ嫌な思いはさせたくない 』

という思いで書いていただいています。そのためにもいろいろミーティングなどでより患者さま目線での対応を考えています。

そういうかいもあってか、最初は痛いところだけっていう患者さまも多いのですが、何回か通っていただいているうちに全顎的に治療してください、と変更になる方もいらっしゃいます。

これは自分にとっては大きな喜びになると同時に、少しでも意識が変わっていただいてうれしい気持ちになります。

ただ、そういう方ばかりではなくお仕事で時間のとれない方も多いため、ピンとこない方もいらっしゃると思いますが、

          “ ここはむし歯になっていますが、どうされますか? ”

という問いに対して

          “ 痛くないからいいです ”

という方も多いです。

そういう方には、もちろん無理して処置しましょうとは言いません!ただ、これから放置した場合にはどういう風になる可能性は大きいということだけはきっちり伝えます。

もし何年か後にそういう風になった場合に、そういえば以前そういわれたので今度からは早めに治療しよう、という意識に変化していただけるきっかけになればと考えています。

そうなんです、歯医者さんにはいろんな方がいらっしゃるのです。その方方みんなに対応できるとは思っていませんが、1人でも多くの方にできるだけベストの状態をつくしたいと考えています。

そのため、1人1人のオーダーメイドの治療計画が必要になり、自分の中では診療後に1日分をまとめるカルテの文章が宝物になっていきます。

カルテにはその日にお話したことやお聞きしたこともほとんど記載していますので、ずいぶん役にたちます。

これからもこのスタンスで診療にのぞんでいく所存ですので、一回話ししてみようかな?と考える方はメールででもご相談してみて下さい^^
posted by 院長   歯にいい話(予防歯科)    

10.10.29, 10:25

効果的なフッ素での予防法

 “ 歯についた汚れを歯ブラシでゴシゴシ磨き落とす ”

これさえすれば、むし歯予防の方法だと思っている方も多いと思いますが、ブラッシング自体は歯周病予防には有効であっても、むし歯を効果的に防ぐ方法だとはいえません。

とういうのも、むし歯になるのはブラッシングで落とせるプラーク中の細菌が原因になっているだけではなく、糖質の摂取・歯質の強さ・食べものを摂取する時間の4つが複雑に絡み合っているからなのです。

その中でも、むし歯を防ぐには

『 フッ素が配合された歯磨剤を高濃度のままむし歯になりやすい場所に届ける 』

ことが重要なのです。

フッ素入り歯磨剤によるむし歯予防効果は

   “ フッ素濃度が高い方が効果が大きい ”

ことが分かっていて、特に300ppm以上のときに効果的に歯の表面にとどまることも分かっています。

またむし歯予防のためには2分程度は300ppm以上の濃度を維持することが推奨されています。

ただブラッシング中に歯磨剤中のフッ素はだ液によって徐々に希釈されるので、歯磨剤の使用量が少ないと口内のフッ素がすぐに薄まってしまい、予防効果も低下してしまいます。

そのため、フッ素の配合濃度が1000ppm以下に定められている日本の歯磨剤では1回に1g以上の量が推奨され、ブラシ部分が2cmの大きさの歯ブラシでは約2/3の量に該当します。

さらにフッ素をむし歯になりやすい部位に高濃度のまま届けることが重要なので、だ液で薄まらないうちにむし歯になりやすい奥歯などから順番に磨いていくのが効率的になります。

それに加えてフッ素濃度を長持ちさせるため、最初に歯ブラシを水でぬらさない、すすぐ回数をなるべく少なく抑えるということも重要になってきます。

これだけでは十分ではないですが、意識してブラッシングすることがまずは大事です。

*今回のブログは日本歯科医師会発行の「日歯広報」を参考に記載しています。
posted by 院長   歯にいい話(予防歯科)    

10.02.06, 10:30

2種類のフッ素!

よく予防で  “ フッ素 ” という言葉が出てきますが、

実は2種類存在するのです。

フッ素はエナメル質表層付近の領域(表面からの深さで0~300μm)ではたらきますが、2種類のフッ素のうち

『 フッ化ナトリウム(NaF) 』 

は歯の成分であるカルシウムと結合しやすく、比較的に浅いところ(0~約50μm)で歯が酸に溶かされるのを防ぎます。

一方、 『 モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP) 』

は逆に深いところ(約50~300μm)まで浸透して、同じ効果を発揮するのです。

この2つのフッ素の効果の違いが、2段階の歯をむし歯から守れるということなのです。

今までにむし歯の治療を受けた歯や、初期むし歯には深いところで作用するMFPが作用し、また現在はむし歯ではない健康な状態で、今後もしっかり予防していきたい歯には浅いところからコートしてくれるNaFが作用するのです。

つまり、2つのフッ素ですべての歯に対して、むし歯を予防し進行を食い止めることができるのです。

最後に、むし歯予防に有効な300ppm以上のフッ素濃度を2分間保つためには、900ppm前後配合されている歯磨剤では1g以上の量(ブラシ部分が2cmの大きさの歯ブラシでは約3分の2の量)が必要になります。

むし歯になりやすい奥歯から磨き始めるのもフッ素を生かすコツで、フッ化カルシウム(CaF2)やプラークの中のフッ素はすすぎすぎると流れてしまうので、すすぎは少なめにするといいです。

今回の2つのフッ素については、日本歯科医師会の広報誌の日歯広報を参考にさせていただき記載しています。

ご不明な点などございましたら、院内でもメールででもご質問下さい。
posted by 院長   歯にいい話(予防歯科)    

09.09.03, 22:10

電動・音波・超音波ブラシのちがいって?

今回は、皆さんが知っていそうで実は間違った知識になっているかも?という“ 電動歯ブラシ ”についての特徴を簡単に書きます。

すべて含めて(3つとも)“ 電動歯ブラシ ”と思っていらっしゃる方も多いと思いますが。。。

正確に分類するとまず、

『 電動歯ブラシ 』とは?

10,000回/分以下の低速運動(振動・反転・回転など)でプラークを除去する製品で価格でいうと最も安いものです。

これは、手で磨くよりは素早く振動させられるというくらいしか利点がなく(手が不自由な方には有効ですが。。。)、一般的には振動の方向と幅が大きく、扱い方は最も難しいです。

次に、

『 音波ブラシ 』とは?

30,000回/分程度のブラシ振動で、ブラシを歯面に軽く当てるだけで効率よくプラークを除去する電動の歯ブラシです。毛先から音波(人間の耳で聞こえる音の領域[20~2万HZ(ヘルツ)の範囲])が発生するのでこの名称があります。

最後に、

『 超音波ブラシ 』とは?

毛先から出る超音波(160万HZ)により、歯周ポケットの歯周病菌巣の結合を分解する電動の歯ブラシで、ブラシ自体は振動しないので、普通の歯ブラシと同じように手を動かして掻きとる操作は必要になります。

※ 超音波とは、人間の耳では聴こえない音という意味なので、音波(人間の耳で聴こえる音)ブラシを超えている(優れている)という意味ではないのです!!!

要するにまとめると、3つの中では『 音波ブラシ 』がもっとも有効ということです。

(もちろん、普通の歯ブラシが一番磨きやすい!という方も多いと思いますが。。。)

この音波ブラシも実際使用してみないと高価なものなので、購入はどうかな?という方のために、診療室内で2種類の音波ブラシ(ソニッケアーとプリニア)を体験できますので、ご遠慮なくお申し付け下さい。

次回以降はこの音波ブラシについて詳しく書いていきます。
posted by 院長   歯にいい話(予防歯科)    

09.06.30, 13:49

フッ素で強い歯!

何とか久しぶりですが、今月末に更新。。。

この間も“お口の健康フェスティバル”や福岡での“九州デンタルショー”があったりといろいろありましたが、忙しくてなかなか更新できずにすいませんでした。

ところで、何回か書いているフッ素についてですが、フッ素は歯の質を強くする物質ですが、歯の成分のカルシウムと結びついて『フッ化カルシウム』という化合物をつくるので、これが歯の質を強めています。

むし歯は、酸によって歯のカルシウムなどが溶かされた状態なのですが、フッ素はこれを防止する有効な働きをするのです。

最近は       『 むし歯予防 』

のためにフッ素を利用することも広まってきていますが、

① フッ化物歯面塗布・・・歯にフッ素をぬる

② フッ化物洗口・・・フッ素を溶かした水溶液でうがいする

などですが、できれば歯科医院でのアドバイスを受けて処置する方が確実だと思います。(最近は市販のものも多く見かけますが。。。)

① の“ フッ化物歯面塗布 ”は歯の萌出期や交換期に行うと特に効果的です。(乳歯や生えたての永久歯は、歯の質がやわらかくフッ素を吸収しやすいので。。。)

また以外と知られていないのが高齢者の方に多くホームページにも記載されている 

『 根面カリエス 』・・・歯の根の部分にできるむし歯

の予防にも有効です。(歯ぐきが下がって露出した根の部分はやわらかく、むし歯になりやすい反面、フッ素も吸収しやすいので。。。)

またこれ以外の利用法としては、セルフケアとして効果的なのは、フッ化物配合歯磨剤(フッ素入り歯磨き粉)を使用することです。

これはWHO(世界保健機構)でもすべての人々にこれの使用をすすめていることからもいかに有効か分かると思います。

ただ、どんなに歯を強くしても、ケアをしないとむし歯や歯周病へと進行してしまうので、予防の基本は毎日のブラッシングでプラークを取り除くことがとても大切になります。

もちろん、セルフケアだけでは限界があるので、歯科医院で受けるプロフェッショナルケアも欠かせません。

その方によって多少変わってきますが、年に2~3回はかかりつけ歯科医院で定期的にチェックすることをおすすめいたします。

※ 今回は 『 日本歯科医師会 』の広報誌も参考にさせていただきながら記載しています。
posted by 院長   歯にいい話(予防歯科)    

09.05.10, 12:22

キシリトールとは?

以前から

“ フッ素 ”

という言葉は予防ではよく聞いていても、

“ キシリトール ”

って今まではあまり聞かず、ガムのCMなどで聞いていても、だから何?っという方も多いのでは?

実は、これって自然界にある天然の糖アルコールで多くの果実や野菜の中に含まれていて、また人体でも作られるものなのです。

工業的にも、樺の木やそのほかの樫木を原料として作られ、すべとの糖アルコールの中でもっとも甘く、砂糖と同等の甘味度をもっています。

他には、口の中でとてもさわやかな冷涼感があり(ミントと併用すると特に顕著に効果あり)、インシュリンに関係なく代謝されるため血糖値にも影響あたえません。(糖尿病の方も安心して摂取できます。)

また、カロリーも砂糖の約75パーセントです。


「 キシリトールのむしば抑制メカニズム 」


①.口腔内細菌に対しての非発酵性

・・・砂糖を摂取するとお口の中のpHレベルは急速に低下して、歯のエナメル質の脱灰が生じてくるのですが、キシリトールは口腔内細菌によってまったく発酵されないため酸を生成せず、pHも変化させません。

②.むし歯菌の成長抑制

・・・キシリトールはプラーク(歯垢、しこう)とその中のむし歯菌を減少させるのですが、このような効果がある甘味料は他にはありません。

③.歯質の再石灰化の促進

・・・キシリトールはだ液の分泌を刺激し、それによってお口の中のカルシウムレベルが増えて健康な歯の脱灰防止と再石灰化効果を促進することにより、むし歯の発生を防止します。

④.口腔内細菌の非順応性

・・・通常の非う蝕性(むし歯になりにくい)の甘味料でも継続的に摂取し続けると、口腔内の細菌が順応して砂糖と同じように発酵されて酸を生成しますが、キシリトールだけは他の甘味料と違い、継続的に摂取してもまったく口腔内細菌は順応しません。

こういう理由で、ガムなどにも多く使用されていますが、市販されているものの中には甘味料がキシリトール入りって記入していても100%でない場合も多く、歯科専用で売っているキシリトールガムなどと違う場合も多いです。

またこれと同様にリカルデントガムも販売していますので、興味ある方は受付ででもお尋ね下さい。

“ リカルデント ”についてはまたの機会に。。。^^
posted by 院長   歯にいい話(予防歯科)    

09.03.19, 01:16

ガム(歯ぐき)マッサージ?

最近(3ヶ月くらい前から)、デンタルエステの一環として歯のトリートメントの中で、ガムマッサージも取り入れています。

最初は今までの歯科治療のトラウマで、とても恐怖心の強い方だったのですが、神経まで達するほどの2本のむし歯の治療と歯石除去などを行い、歯医者は怖くない所なんだと実感されたようで、現在は今までの分も取り返すかのようにブラッシングに熱心に取り組んで下さっている方に行いました。

今では音波ブラシなどの利用方法なども積極的に質問してくださるので、担当の歯科衛生士さんをつけているのですが、さらに

『 ずっと通い続けたい 』

と感じていただけるように、本日ガムマッサージを行いましたが、終わってすぐに

「 歯医者さんのイスでこんなに気持ちよかったのは初めてですよ~。なんだかお口の中がスッキリして軽くなった感じがします。」

と感想を言っていただけました。何でも、今まではいつも緊張して肩が凝るくらいなんだそうです。

最初は、ここでも医院前の玄関で2~3回やっぱり帰ろうか、と思ったそうですが、今では治療のない日でも、お孫さんと一緒に来院されてスタッフに差し入れに来てくださったりします。

ところで、このガム(歯ぐき)マッサージは、歯科専用のアロマ歯肉マッサージジェル(爽快感のあるミントと甘くやわらかい香りのフルーツ系のマンダリンの2種類)を使用して、歯肉の血行を促進し、健康な歯肉を作ります。

歯肉にはたくさんのツボがあるのでリラックス効果は絶大ですし、しかも唾液の分泌もよくなるので虫歯や歯周病予防にも効果がありますし、口臭も防ぐ手助けにもなります。

今のところ、メインテナンス前の方を中心にサービスで10~15分行っていますので、ご希望の方はお申し付け下さい。

皆さん、寝てしまう方がほとんどですが。。。^^

他にも、歯医者さんは痛いだけの所ではないんだと実感していただくために、患者さまがリラックスできる空間つくりを常に考えるようにしています。

例えば、

①.薬品の匂いはさせないようにして空気清浄機やアロマを使用したり、

②.観葉植物を効果的に多く配したり、

③.BGMはオルゴールを流したり、

③.すぐに治療用のイス(ユニット)に導入するのではなく、充分な問診(今までの治療での嫌だったことなども含めて)を受付・衛生士・院長と3段階で行った上で1人1人に合わせた対応をこころがけたり

などの工夫に加えてデンタルエステのような位置付けのクリーニング、PMTC、トリートメントケア、歯ぐきマッサージなどを取り入れていこうと考えています。

『 歯医者さんは、悪くなったむし歯を治療するところだけではなく、健康な方が歯のお手入れをするところなんだ 』

と実感していただくことを最終的に目標にしています。
posted by 院長   歯にいい話(予防歯科)    

08.08.18, 14:24

ミネラルパックってどういうもの?

img08080002_1 img08080002_2 今までの虫歯予防では、フッ素についてが主な予防でよくお聞きしたことはあると思います。

よく聞く “ 虫歯 ”

というのは歯に穴があいて着色などがある状態をいいますが、実際は口の中では目に見えないレベルで

    歯が溶けて虫歯ができ、それを修復する

ということが毎日繰り返し行われています。

これが歯の

「脱灰(だっかい)」と「再石灰化(さいせっかいか)」

と言われるものです。

歯の表面のエナメル質はほとんどが

「 カルシウム 」 と 「 リン 」

というミネラル成分ですが、これらはごく弱い酸性度(pH5.5)で溶け出してしまいます。

で、食事をしたり、甘い飲み物を飲んだりすると、口の中に生息している虫歯の原因菌が糖分を取り込み、分解して酸を生成します。
この酸によって、歯の表面からミネラル成分が溶け出してしまうことを「 脱灰(だっかい)」と言い、この状態が続くと本格的な “ 虫歯 ”ということになります。

通常、この「脱灰」を食い止める役割を果たすのが、

唾液(だえき、いわゆる“つば”)  です。

酸を洗い流して口腔内を中性に戻すばかりでなく、唾液中に含まれるカルシウムやリンなどのミネラル成分が、歯に取り込まれて修復することの「 再石灰化(さいせっかいか)」に重要な役割を担っています。

もちろん、この「脱灰」と「再石灰化」のバランスが保たれていれば、虫歯はできないはずですが、

歯が酸にさらされる時間や回数が多い

と、歯の「脱灰」の状態が続き、「再石灰化」が追いつかないので、虫歯が進行してしまうのです。つまり、

①.3度の食事以外に間食をする回数が多い人や、
②.糖分を含んだ飲み物を飲む機会が多い人、
③.唾液の分泌量が少ない人

などは、虫歯のリスクが高くなります。

また、柑橘系のジュースやお酢などは酸性度が強く、歯を脱灰する要因になるのと、ビール、ワインなどのアルコール類も酸性なので長い時間をかけて飲むと脱灰のリスクを高めることになってしまいます。

では、虫歯予防に重要な再石灰化を促す環境を整えるのには、必ず食後の歯磨きを行い、口の中に酸を作るための糖を残さないことです。
また、虫歯菌の塊であるプラークやそれが固まった歯石を徹底的に除去するために定期的に歯科医院でのクリーニングを受けることも効果的です。

より積極的に再石灰化を促すには、このミネラル成分を歯に浸透させる

“ ミネラルパック ”  

という方法が最近注目されてきています。

これはガムの名称でもおなじみの、牛乳由来成分である

CPP-ACP(リカルデント)を配合した「 MIペースト 」というものを歯に直接塗布する方法です。

この「 MIペースト 」には唾液と比べると、はるかに高濃度のカルシウムとリンが含まれていますので、「脱灰」によって失われたミネラル成分が効率よく歯に再吸収されます。

使用方法も簡単で、まず歯磨きを行い、口腔内を清潔にした後綿棒や歯ブラシなどを使って歯全体にペーストを塗布するだけで、10分~30分程度したら軽くゆすいでもいいですが、できればそのままがいいです。
またこの時の歯磨き時にフッ素配合の歯磨き粉を併用すると一層効果が上がります。

この“ ミネラルパック ”により

①.通常よりも再石灰化が促進
②.口腔内が酸性になりにくい状態を維持できる
③.知覚過敏の症状緩和

などの効果があります。

これまでの虫歯予防といえば、歯磨きによって糖た虫歯菌を取り除き、唾液により再石灰化されるのを待つしかなかったですが、“ ミネラルパック ”により虫歯になりにくい丈夫な歯を作るために必要なものを補給するケアという「攻めの予防、新しい時代の予防法」ができるようになっていくと思います。

このMIペーストは当クリニックでも販売もしていますし、フッ素塗布時に一緒に処置することも可能です。

また、使用方法などで分からないことなどもご相談下さい。
posted by 院長   歯にいい話(予防歯科)    

08.07.22, 20:54

キシリトールでの予防は???

むしば予防ってきくと、なんだか難しいような気がしませんか?

もちろん、毎日の歯磨きや間食での砂糖の摂りかたなどストイックなものが多いですよね!

ただ、キシリトールは家事をしながらでも楽に摂る事はできますので、最小限の努力で最大の効果もあります。

以前の研究で発表されたものに、

“妊婦さんが毎日4回以上キシリトール100%ガムを摂ると生まれてくる赤ちゃんへのむし歯菌感染予防の効果は高い”

という発表もあります。

また、最近の発表では

“13ヶ月間キシリトールガムを摂り続けた後中断しても、その後の15ヶ月間は効果が持続する”

というものもありました。

つまり、赤ちゃんへのむし歯菌の感染経路としてスプーンの共用や食べものの口移し、キスなどもよく言われていますが、お母さんが予防を頑張っても、お父さんだって、お子さんには愛情表現でチュッとしたい、おじいちゃん・おばあちゃんも同じスプーンでご飯を食べさせたいと思うはずです。

それを 「あげないで!!」 なんていえば

人間関係もギクシャクしてしまうのでは???

それで、感染経路を完全にシャットアウトすることは物理的に難しいですが、キシリトールを上手に活用して、悪玉ミュータンス菌を移してもいい善玉ミュータンス菌にしちゃえば、

「あれもこれも大丈夫ですよ^^」

と発想転換できると思います。

そうすると、自分だけでなく大切な人もむし歯菌から守ることができるので、妊婦さんにとっても家族にとっても無理せず周囲をハッピーにできる最適な予防法だと思います。

摂取の仕方で分からないことなどは、医院内で遠慮せずにご相談下さいね^^
posted by 院長   歯にいい話(予防歯科)    

08.07.20, 08:54

フッ素入りの歯磨き粉ってどう?

またまた久しぶりになりすいません^^

以前からの続きで今回は  

“ フッ化物配合歯磨剤 ”   についてです。

簡単に言うと、タイトル通り

“ フッ素入りの歯磨き粉 ”  です。

これを使っての予防は、いつもの歯磨きに追加するだけで簡単に実行できる方法ですが、使用方法によってはほとんど効果を発揮しないこともあります。

まず、見分け方としては歯磨き粉の裏面などに記載されている成分表を見て、薬用成分の欄に

    「フッ化ナトリウム」

    「モノフルオロリン酸ナトリウム」

    「フッ化第一スズ」

のいずれかが表示してあれば、フッ化物配合歯磨剤です。

普通の基本成分によるプラーク除去効果は、むし歯予防にもちろんつながります。ただ、フッ化物にはそれだけでなく

“ 耐酸性の向上 (むし歯になりにくくする) ” や 

“ 再石灰化の促進 (ごく初期のむし歯の表面を治す)”

という効果があります。

また、これら3つのフッ化物自体の効果は3つの製剤で大差はないといわれています。

で、これらの濃度について日本では、歯磨き粉のフッ化物の配合上限は1000ppmとなっています。

歯科で取り扱いの商品ではこの上限に近い900ppm近い濃度で、きちんと商品自体にも記載されていますが、一般に市販されている歯磨き粉は、ほとんど記載されていないのが現状です。

できれば歯科医院で相談されてみるのがいいと思います。

次に、フッ化物配合歯磨剤の正しい使い方で、フッ化物の効果をより発揮させるには、

1.使用する歯磨剤の量

・・・1回に使用する適量の目安は、製剤や年齢により異なりますが約1g(約1cm)
   
2.ブラッシング後の洗口方法

・・・① 10~15mlの水を口に含む
・・・② 5秒間程度うがいをする
・・・③ うがいは1回だけとする
・・・④ 1~2時間程度は飲食をしない

ということが重要になります。

最後に今までのさまざまなフッ化物応用を組み合わせて実施した場合での安全性についてです。

フッ化物においては、急性毒性と慢性毒性が懸念されていますが、慢性毒性は過剰量のフッ化物を長期間摂取した場合に発症します。

日本では全身的応用(水道水へのフッ化物添加など)が行われていため、発症する可能性は極めて低いと考えられますので、フッ化物の局所応用を組み合わせた場合でも、それぞれの用法・用量を守って使用する限り問題ありません。

急性毒性においても同様に問題ありません。

それよりも、局所応用を上手に組み合わせて実施することにより、さらにむし歯予防の効果が期待できます。

当クリニックでも多くの予防関連商品を取り扱っていて、ホームページの予防のページにカタログと説明、価格も記載していますが、購入の際には、こちらからさらに説明させていただいています。

いろいろご相談下さい!^^
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08.06.11, 13:16

フッ化物洗口

img08060003_2 img08060003_3 いよいよフッ素の各論第2弾!

フッ化物洗口は、短時間で簡単にできるため、ブクブクうがいのできる幼児・小中学生はもちろん成人や老人まで幅広い年齢層に適用できるむし歯予防の手段です。

その中でも、特に永久歯エナメル質の成熟が進んでいない幼児・小学生に実施すると予防対策としては大きな成果あり!!

また、矯正治療中の場合などは口腔清掃状態が悪化しやすいので有効な予防法の1つです。

フッ化物洗口の種類としては、大きな差はあまりないと言われていますが、

Ⅰ 週1回法・・・0.2%フッ化ナトリウム溶液を使って1週間に1度行います。

Ⅱ 毎日法・・・0.1%もしくは0.05%フッ化ナトリウム溶液を使って1日1回で毎日行います。
※学校などで実施する場合には、1週間のうち5日間が実施日になるので“週5日法”や“週5回法”と呼ぶこともあります

で、洗口剤の種類としては簡単にいうと、製品化されるものとNaF試薬から作成するものとがあり、製品化されているものでも原液で使用できるタイプは、普通薬として取り扱われますが、顆粒タイプは劇薬扱いとなり保管に十分な注意が必要なのです。顆粒も水に溶解させた状態では、劇薬扱いからは外れますので、この状態でお子様などに渡すのには問題ありません。

洗口の方法としては、洗口液を適量(5~10ml)口に含み、顔をやや下向きにしてブクブクうがいを30秒~1分間程度してから吐き出します。このときは口腔内すべての歯にまんべんなく洗口液がゆきわたるようにして下さい。

※この吐き出した洗口液は、そのまま排水口に流しても問題ありません。

※洗口後は30分程度、お口をゆすいだり、飲食しない方が効果が持続されるので、ご家庭で行う時には寝る前に実施すると1番いいのでは?と思います。

※ブクブクうがいがしっかりできない幼児などには、事前に水などで練習させてからフッ化物洗口を開始した方がいいです。
で、まだ出来ないお子様には、濃度は少し低い(100ppm)ですが、フッ素スプレーなどを使えばいいと思います。
(2枚目画像・・・レノビーゴはフッ素の再石灰化力で初期のむし歯も修復します)

洗口剤は当クリニックでは

ミラノール

という洗口剤(顆粒タイプ)を販売していて、

・未就学児用(黄色1g入り)・・・250ppm
・学童児用(ピンク1.8g入り)・・・450ppm

があります。(1枚目画像)

※ホームページにも記載しています。(予防歯科の関連商品の詳しいパンフレットから開いてみてください。)

洗口液の作り方もセットで溶解ビンをお渡ししていますので、このビンに洗口剤1包を入れ、200の線まで水を加えれば洗口液となり分かりやすいと思います。

また洗口する時にも、このビンの容器のふたが軽量カップになっていますので、これを使用するといいいですよ!
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08.06.05, 13:16

フッ素塗布

今月最初ですが、昨日がむし歯予防デーだったということもあり、フッ素塗布について以前の続きで書きますね!

フッ化物歯面塗布についてですが、これは世界的には1942年に初めて実施が報告されて、日本では1949年から普及が図られたという結構最近のことらしいです。

もちろん、専門家によるう蝕予防法としてプロフェッショナルケアの中心的な方法ですが、薬剤として多いのは2%フッ化ナトリウム(フッ化ナトリウム2gを100mlの蒸留水に溶解して調整したものでフッ化濃度は9000ppmで無味・無臭・無色)です。

このフッ素塗布の方法にはいろいろあり、

Ⅰ.一般法(綿球塗布法)・・・部分塗布をしやすい

Ⅱ.トレー法・・・上下もしくは全顎同時に塗布できる。

Ⅲ.イオン導入法

の大きく分けて3つあります。

いずれも歯面清掃して、歯面乾燥後に綿球で塗布したり、フッ化物の入ったトレーを装着したり、2~3分通電させたりした後は30分くらい飲食や洗口をさせないで作用させます。

またこの歯面塗布剤も液状やフォーム(泡)状、ゲル(ジェル)状のものなどありますので、お子様の年齢や部位、目的に合わせて使い分けていきます。

以前も書き込みましたが、通常乳歯の前歯にはむし歯の進行抑制としてサホライトという黒くなる薬を塗るところが多いのですが、うちのクリニックでは、綿球でフルオルゼリーというジェル状のフッ化物を塗布していきます。

溶液の方が塗布はしやすいのですが、何回も塗布しないと効果なく、塗布した部位の確認がしにくいために歯への滞留性がよく、塗布状況が分かりやすいゲル状のものを使用しています。

また、保険外の自費(2500円)で全歯にフッ素塗布を行う場合は前述のトレー法で、歯間部や歯と歯の間に入り込みやすいようにするのと、使用量も少なく誤飲の心配が少ないフォーム(泡)状のものを使用して行っています。

さらに、当クリニックではこれに500円プラスして3000円で、フッ素塗布直後にミネラルパックというリカルデントの入ったMIペーストを塗布してより強固な歯質強化も行っています。

フッ素は主に歯の原料となるカルシウムやリンの運び屋さんとして再石灰化を促進して歯を強くしていきますが、CCP-ACP(リカルデント)は歯の原料となるカルシウムやリンそのものなので、直接歯にカルシウムやリンを補給して歯を強くします。

似たようなものとしてキシリトールはむし歯菌(ミュータンス菌)にむし歯の原因となる酸をつくらせないということによりむし歯予防をします。

お母様方も人からいろいろフッ素塗布のお話など聞くことが多いと思いますが、いろいろな方法や塗布剤などがありますので、誤解のないように各歯科医院で納得するまでご相談した方がいいと思います。また、自費なので料金体系もいろいろあると思いますので。。。
posted by 院長   歯にいい話(予防歯科)    

08.05.21, 15:17

フッ素についていろいろと。。。

フッ素とは、自然環境に広く分布している自然元素で、土壌や空気、水、食物などに存在しているものらしいですが、あまりなじみないですよね?
また、毎日の食事を通じて体に摂取されている歯や骨を健康に保つためには必要な栄養素(必須栄養素)の1つだそうです。

で、う蝕予防剤に用いられてるものはフッ化物で、歯質を強化する効果が高いため、世界各国で用いられていますが、

Ⅰ.フッ素が多く含まれている食品としては

イワシ(8~19.2ppm)
海草 (2.3~14.3ppm)
牛肉 (2ppm)
りんご(0.2~0.8ppm)
じゃがいも(0.8~2.8ppm)
みそ (0.9~11.7ppm)
塩  (25.9ppm)
紅茶 (0.5~1ppm)
緑茶 (0.1~0.7ppm)

などがあります。こんな食べものにフッ素が入っているなんて意外だな~っと思うもの多いですね!

※ppm=100万分の1の割合を示す単位で、例えば“フッ素濃度1ppm”とは、物質1kg中にフッ素が1mg含まれていることを示します。

①う蝕予防のフッ化物と食品に含まれるフッ化物は性質としてはフッ化物イオンとして存在し全く同じものです。

②フッ化物の局所応用は、用法・用量を守って施行すれば安全で有効な方法です。

一時期、フッ素の安全性について問題視されたこともあったみたいですが、それにはやはり濃度についてや、不特定多数の方が摂取する水道水に希望しないのにフッ素を添加するのは?などという問題みたいです。
また、昔はフッ素の利用を各行政や歯科医師が反対した時期もあったみたいですが。。。

フッ素がなぜむし歯予防に有効なのか?というのは

Ⅱ.フッ化物の歯への作用

①・・・耐酸性の向上→フッ素はエナメル質の結晶表層でフルオロアパタイトを生成してむし歯になりにくい歯面を形成します。

②・・・再石灰化の促進→フッ素はだ液中のカルシウムイオンやリン酸イオンとともに歯の表面に沈着し、エナメル質の生成を助けます。

③・・・抗酵素作用・プラークの最近に対する抗菌作用→プラーク中に潜むむし歯の原因菌が産生する酵素の働きを阻害したり、酸を産生する能力を抑制したりしてむし歯を予防します。

こういう作用によるものなのです。

いろいろなフッ素の商品については、ホームページにも多く掲載していますが、詳しくは院内でもご相談下さい。

次回から

1.フッ化物歯面塗布について 
2.フッ化物洗口について 
3.フッ化物配合歯磨剤について

の3回に分けて詳しく書いていく予定です^^
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