日々勉強 in 宮崎2

昨日は宮崎市の歯科医師会館で

       第一回  小児歯科講演会   

があり、出身大学の鹿児島大学の小児歯科学の山崎教授を招いてのものでした。

テーマは

『 6歳までの小児にみられる歯科的問題とその対応 
    
    ~ う蝕、外傷、咬合異常などについて ~(その1) 』

というものでした。

まずは一番共感できたのが、一番始めの

      “  小児歯科診療でもっとも大切なこと  ”

それは

   “  歯医者さんで子供たちが歯科恐怖症患者にならないこと  ”

というもの。


        これに尽きる!!!     と思いました。

患者さまの皆さん(特に小児や障害者・児の患者さまと保護者の方々)は、歯科医院受診に大きな決断をしてきていらっしゃることをまず第一に考えるということ。

小児歯科学の分野の治療はすべて

     “ もし患児と保護者の方の協力が得られるならば・・・”

という前提のもとに成り立っているので、その場限りの治療はよくないということ。

たとえ抑制して押さえつけた状態で、一本の大きなむし歯の治療ができた?としても、いずれは歯科恐怖症になってしまうような治療はよくないため抑制的治療は時と場合を考えて必要最小限にとどめておくことが大事ということ。

(  自分の場合だと抑制治療はもちろん、患児が泣く場合でも通常は無理に削ったりはしないのですが、

①.夜も眠れないくらい泣いて痛がる

②.食事も取れないくらい泣いて痛がる

の場合のみで、急に動いた場合でも怪我しないように配慮してという範囲で。。。泣いていても保護者の方のご了解を得て治療します  )

(  通常は保護者の方がそばにいた方がいいというお子さんには、すぐそばで見ていただきながら診療しますが、中には甘えて泣いているだけの場合には、お子さんと約束して頑張れるなら近くにきてもらうよ、と言って泣いている間は同じ診療室の空間のカウンセリングコーナーでお待ちいただく場合もあります。

~ もし自分がその子の親だったら、自分のまったく見えない場所でわが子の大泣きの泣き声だけ聞こえてきたら何されているか分からずイヤだなぁと思うので、そういうことは絶対したくないという考え ~  )


また行き当たりばったりの治療ではなくて、局所麻酔回数の最小化、治療回数の最小化を考慮してのブロック治療を心がけた治療計画を立てることの大切さ、などは自分も第一に考えています。

また治療計画立案の基本は主訴の改善なのですが、小児の場合は患者さまの受け入れ態勢などによっては大きいむし歯は応急処置のみして対顎同側(ex.主訴が右上が痛いならば右下)の小さいむし歯からすることも重要という考え方。

こういう姿勢は自分も重要としているのですが、保護者の方によっては

 “  泣いてもいいのでどんどん治療をすすめてください ”

という方もいらっしゃると思います。できるだけ説得してお話しして大体の方は理解してくださるのですが、中には納得されない方もいらっしゃいます。

嫌がる子供を無理して治療することは、将来的に長い目で見ると環境が変わらなければ(またむし歯になってしまうような環境では・・・)、あまり意味がないことだと考えます。

それよりも少しずつでもステップアップしていき、できる子には心からほめる!!!で何でもできる!という自信をつけさせていきながらも、これ以上無理なところまで来た場合は、そこで治療期間をむだに長引かせるのではなくスパッと2~3ヶ月あけるとお子さんは成長していくものです。

大事なのは

~  乳歯の時期は永久歯をカリエスフリーにするための練習期間  ~

だと考え、保護者の方も子供をむし歯にしてしまって自分が悪かったとあまり落ち込まないこと!

大きな目標は

           永久歯でむし歯ゼロ

ならば合格!!!^^という考えで何事も前向きに!

矯正治療、審美治療、インプラントなどなど先進的な分野のセミナーも花盛りで自分もいろいろ受講していますが、こういう 『  小児歯科学  』 などの基本的な分野こそ重要なのではないでしょうか???